秋色コキア一面に まんのう公園で見頃
香川県仲多度郡まんのう町吉野の国営讃岐まんのう公園で、ふんわりモコモコとした愛嬌(あいきょう)のある姿が人気の植物コキアが紅葉し、見頃を迎えている。来場者は、一面に赤く染まった景色を写真に収めるなどし、進みゆく秋を満喫している。
コキアは「ホウキグサ」とも呼ばれるヒユ科の1年草で、園内では「花巡りの丘」約6千平方メートルの斜面に約6千本を栽培している。同公園によると、今年は少雨や猛暑の影響で株の大きさにばらつきがあり、一部では虫食いの被害もあったが、全体的にはきれいに紅葉したという。今月下旬ごろからは、小麦色の枯れ姿へ変化していく。
来場者はかわいらしい姿に喜び、景色を眺めたり写真を撮ったりしている。写真仲間らと訪れた多度津町の女性(29)は「2年ぶりに来たけど、いい感じに赤くなっていてきれい」と笑顔で話した。
同公園では27日まで「秋!色どりフェスタ」として多彩なイベントを開催している。20日は無料入園日(駐車料は必要)で、町かりんまつりが開かれる。問い合わせは同公園0877-79-1700。
(四国新聞・2024/10/19掲載)