香港の格安航空会社(LCC)香港エクスプレスが運航する高松―香港線の毎日運航が1日始まった。香川県高松市香南町の高松空港では記念セレモニーがあり、関係者がくす玉を割るなどして増便を祝った。香港線の増便で同空港発着の国際線は過去最多の週当たり33便(定期チャーター便含む)となった。


高松―香港線の毎日運航開始を祝い、くす玉を割る関係者=高松市香南町、高松空港

高松―香港線の毎日運航開始を祝い、くす玉を割る関係者=高松市香南町、高松空港


 同線は2016年7月に週3便で就航。19年10月に週5便となり、新型コロナウイルスの影響による運休を経て23年1月に週3便で再開、今年3月から週5便に増えていた。増便後も搭乗率は8割程度で好調に推移しているという。
 記念セレモニーには自治体や経済、観光団体の代表者ら約20人が出席。香港エクスプレスのエンゾウ・チャン業務部長はあいさつで「今回の運航拡大は単に人数を増やすだけでなく、新たな可能性を広げ、文化交流を促進するもの」と強調し、高松空港株式会社の小幡義樹社長は「週5便と7便では旅行日程の自由度が大きく変わってくる。双方の交流が活発になることを願っている」と語った。
 池田豊人知事は「好調なインバウンド(訪日客)にさらに拍車がかかる。今後も四国の玄関口としての役割を果たしていきたい」と述べた。

(四国新聞・2024/11/02掲載)



関連情報