県立アリーナ29日完成 県教委方針 桃田選手招くイベントも
香川県教委は8日、高松市サンポートに整備中の県立アリーナ(新県立体育館)の建設工事が29日に完了すると明らかにした。同日に竣工(しゅんこう)式を開く。来年1月25日に三豊市出身でバドミントン男子元日本代表の桃田賢斗選手らを招き、プレオープンイベントの第3弾を実施する計画も示した。
県立アリーナは来年2月24日の開館を予定。現在は特徴的なドーム屋根や内外装の工事はほぼ完了し、音響・騒音検査や消防用設備の完成検査などが行われている。今後、館内案内用モニターの設置や備品搬入などの作業を順次進める。
竣工式は建設会社や県議会、スポンサー企業などの関係者らを招いて開催。ネーミングライツ(命名権)の愛称を表示した看板の除幕などを予定している。
来年1月の第3弾イベントは「開館まで待てない! サンポート&商店街 巡ろうデー」と銘打ち、サンポート地区と高松丸亀町商店街の壱番街ドーム広場で連携して開催。開館後を想定し、公共交通機関の利用や周辺エリアへの回遊を促すのが狙いで、桃田選手はサンポートでのトークショーと商店街での交流イベントに参加する。
8日に開かれた県議会県立アリーナ整備等特別委員会(里石明敏委員長)で淀谷圭三郎教育長が説明。委員らは完成間近に迫った現地の視察も行った。
(四国新聞・2024/11/09掲載)