香川県小豆郡小豆島町田浦の二十四の瞳映画村で、遅まきのコスモス約5万本が見頃を迎えている。濃淡のあるピンクや白色の花が潮風に揺れ、秋の日差しを受けて鮮やかに輝いている。同映画村によると、見頃は今月末ごろまで。


秋の日差しを受けて鮮やかに輝くコスモスに見入る観光客=香川県小豆郡小豆島町田浦、二十四の瞳映画村

秋の日差しを受けて鮮やかに輝くコスモスに見入る観光客=香川県小豆郡小豆島町田浦、二十四の瞳映画村


 同村には3カ所に合わせて約2千平方メートルの花畑があり、春は菜の花、夏はヒマワリと、季節に合わせた花を栽培し、観光客らを迎え入れている。
 コスモスは、紅葉シーズンに合わせて観光客らに楽しんでもらえるよう、通常より約2カ月遅く種をまく「秋咲巨大輪」という品種を選んでいる。今年は9月8日に種をまいた。10月中旬に1輪目が花をつけたが、猛暑の影響で全体には開花が遅れ、朝晩の気温が下がった今月に入って、次々に花が咲き始めた。
 大阪府高槻市から家族3人で訪れた中学1年の西村俊太朗さん(12)は「鮮やかな色の花、柔らかな緑の葉が風に揺れる風景や音を見たり、聞いたりしていると心が和んでいく」と笑顔で話していた。

(四国新聞・2024/11/15掲載)


二十四の瞳映画村



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