骨付鶏風丼「やみつきに」 観音寺総合高生が考案 豊浜SA、来月22日まで販売
観音寺総合高校(香川県観音寺市天神町、図子謙治校長)の総合学科食物系列の生徒が、四国の食の魅力を発信するサービスエリア(SA)のメニューを考案し、商品化された。最優秀賞に選ばれたのは、香川のソウルフードの骨付鳥をアレンジしたどんぶり「骨付鶏風!やみつき丼」。高松自動車道の豊浜SA上り線のレストランで12月22日まで販売している。
西日本高速道路サービス・ホールディングス四国支社が四国4県の高校各県1校と連携し、生徒が考えたメニューをSAで販売する「ご当地メニューフェア」を企画。香川は観音寺総合高が担当し、2年生32人がメニューを提案した。校内でプレゼンテーション大会を実施し、関係者が審査に当たった。
「骨付鶏風!やみつき丼」は宮下茉子さん(17)が考案。骨付鳥を食べやすくするために骨をなくし、レタス、レモンを添えてさっぱりとした味付けにした。調味料はこしょうが一般的だが、ブラックペッパーを使ってパンチを効かせた。販売価格は1180円。
「SAを利用する若い世代に食べてもらうことを意識した」という宮下さん。ネーミングも自分で行い、「分かりやすさと、こだわりのポイントを詰め込むことを心がけて名付けた。多くの人が『やみつき』になってくれたらうれしい」とほほ笑んだ。
審査ではほかに、優秀賞1点、特別賞2点が決定した。いずれも2人の生徒の提案を組み合わせたメニュー。最優秀賞を含めた四つのメニューが、豊浜SA上り線で3日にあった高校吹奏楽部による演奏会のイベントに合わせて2日間限定で販売された。「骨付鶏風!やみつき丼」は16日から12月22日までの期間限定で提供されている。
特別賞、優秀賞のメニューと考案者は次の通り(敬称略)。
【優秀賞】「私の考えた栄養満点給食」(青ネギ香るしらすごはんとオリーブ豚の野菜炒め)山本菜月、世戸琉斗【特別賞】「しっぽくうどんといりこ味噌(みそ)ごはん」高橋姫月、福田日子▽「ぶっかけうどんと黒鯛(くろだい)の炊込みごはん」宝田華実、松村はのか
(四国新聞・2024/11/27掲載)