熟成ホップで苦み減 クラフトビール発売 四国計測工業 自社の装置活用
四国計測工業(香川県仲多度郡多度津町)は、同社が開発した熟成促進装置を使って熟成させたホップを使用したクラフトビールを「Quad K Beer(クアッド ケイ ビア)」のブランド名で発売した。
熟成促進装置「エイジングブースター」は、牛肉やチーズなど食材の表面を冷却しながら食材内部を加熱することで、短期間で食品を熟成させる装置。ホップを熟成させると、苦みが和らぎ、まろやかな味わいのビールに仕上がるという。
商品は丸亀市の「ミロクブルワリー」で醸造。定番のセゾンビール「あしたのセゾン」=写真上=は優しい口当たりが特徴で、ビール初心者でも飲みやすいという。期間限定品として、多度津町シルバー人材センターが育てた無農薬イチジクを副原料として使用したフルーツビール「mucaca(ムカカ)」=同下=もある。
いずれも瓶入りで、内容量は330ミリリットル。オープン価格で、900円前後。香川県内の酒店や飲食店などで販売している。問い合わせは四国計測工業高松オフィス〈087-811-2501〉。
(四国新聞・2024/11/28掲載)