特産手袋からヘビひょっこり 東かがわ・白鳥神社 ジャンボ絵馬お目見え
香川県東かがわ市松原の白鳥神社(猪熊兼年宮司)に17日、来年の干支(えと)「巳(み)」にちなんだジャンボ絵馬が設置された。手袋の生産量が日本一の同市らしく、左右の手袋の指先から頭と尻尾を出した5匹のヘビや、新春の縁起物などをデザイン。元日午前0時から願い事を自由に書き込める。
ジャンボ絵馬は、地域のまちおこしグループ「こま犬会」(浦上洋一会長)が同神社に毎年奉納している新春の名物。29回目の今回も例年同様、色塗りしたベニヤ板をつなぎ合わせて、縦5.5メートル、横7.5メートルの巨大な作品を完成させた。
市特産の手袋の指先から頭と尻尾を出した緑や黄色などカラフルな5匹のヘビが今回の主役。大判や打ち出の小づち、巻物などが入った福袋を中心に配置し、松竹梅など縁起物もあしらった。絵馬の左端には「神様お願い」とのおなじみのフレーズを添えている。
今回は同会メンバーが手分けし、12日から3日間かけて色塗り作業を実施。17日は約15人が午前中から仕上げに当たり、板をつなぎ合わせた後、クレーンで立たせて倒れないよう固定した。同神社は元日午前0時前に願い事を書き込むペンを設置する。
浦上会長は「今年もカラフルに仕上がった。めでたいイラストを見て思い思いの願い事を書いてくれるとうれしい」と話した。
(四国新聞・2024/12/18掲載)