月めくりで讃岐弁を楽しく 藤本さん(高松)が方言カレンダー
香川県高松市栗林町のグラフィックデザイナー、藤本誠さん(86)が、香川の方言をモチーフにした「お笑い讃岐弁カレンダー2025」を制作した。藤本さんが生み出したキャラクター“讃岐弁大学名誉教授”のお梅ばあさんが愛嬌(あいきょう)よく方言を紹介している。
藤本さんは多くのポスターや企業ロゴマークなどを手がける一方で、讃岐弁を視覚に訴えるデザインにし、後世に残すことをライフワークにしている。
カレンダーでは月ごとに孫自慢、誤解、感謝状など場面を設定。鮮やかなイラストを添えて、「おとんぼ」「あずる」「まぜる」「おんまい」などさまざまな讃岐弁を紹介している。藤本さんは「毎年、年配の人や県外での生活が長い人が喜んでくれるなど手応えがある。奔放なキャラクターに『ようやるわ』と笑顔になってほしい」と話している。
このほかに「めるへんカレンダー」もある。
B3サイズ、各1200円(税込み)。宮脇書店本店などで販売。
(四国新聞・2024/12/25掲載)