歌とオーケストラ演奏で新年を彩る「高松国分寺ホール ニューイヤーコンサート」が1月4日、香川県高松市国分寺町の高松国分寺ホールで開かれる。声楽家による「オペラ名曲対決」や、来年生誕190周年を迎えるサン・サーンスの「動物の謝肉祭」の演奏で、華やかな年始のステージを届ける。


昨年の公演の一場面

昨年の公演の一場面


 主に県内の声楽家でつくる「SETOUCHI SOLISTEN」(代表・河口教昌)が初めて開催。今回は13人の声楽家が出演し、管弦楽は県内に拠点を置く音楽団体olea(オレア)が務める。指揮は関西を中心に活動する浦優介がまとめる。


オレア

オレア


 前半のオペラ対決は、観客の審査で勝敗を決める参加型の企画。声楽家が東組と西組に分かれ、「甘い愛のデュエット対決」「大事な脇役対決」など五つのテーマで技巧を競う。後半の「動物の謝肉祭」はオレアが全曲演奏するほか、曲の合間にはオリジナルストーリーの朗読もあり、親子で楽しめる内容となっている。最後はオペラ「アイーダ」の「凱旋行進曲」で締めくくる。
 河口代表は「ぜひ家族で足を運び、華やかな気分で新年を迎えてほしい」と来場を呼びかけている。
 午後3時開演。入場料は一般2500円、親子ペア3千円ほか。未就学児の入場可能。問い合わせは同ホール、電話087(875)0162。
 出演者は次の通り。
 岡清美、斎藤愛、竹内悠紀乃、森美由紀、吉田菜香(以上ソプラノ)足立志穂、木村佳子、杣友恵子、村川和美(以上メゾ・ソプラノ)越智慎悟、西谷亮良(以上テノール)河口教昌、吉田郁也(以上バリトン)大津奈美子(ナレーション)薮内利枝子(ピアノ)

(四国新聞・2024/12/26掲載)


NEW YEAR Concert 2025



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