門松、華やかにお出迎え 小豆島・映画村 職員が手作り
香川県小豆郡小豆島町田浦の二十四の瞳映画村に27日、門松がお目見えした。1月9日まで設置し、訪れた地元住民や観光客らを華やかに出迎える。
同村では毎年、職員が門松を手作りしている。この日は午前9時から、町内の山林で切り出した竹や松のほか、梅や葉ボタン、ナンテンを組み合わせ、色合いやバランスを整えながら約60センチ四方の土台に飾り付けた。40分程度で高さ約2メートルの門松一対が完成した。
出来上がったばかりの色鮮やかな門松に観光客らが近寄って、じっくりと眺めたり、写真を撮ったりし、一足早く正月気分に浸っていた。千葉県流山市から家族4人で訪れた小学1年の中武楓さん(7)は「とてもきれいな門松で、気持ちがわくわくする」とにっこり。父親の大さん(42)は「伝統的な門松がよく似合う場所。家族の健康を願っている」と話していた。
門松は約700メートル北にある「岬の分教場」にも設置した。両施設は年中無休。映画村では三が日に「ふるさとのお正月」と銘打ち、たこやけん玉、羽子板などを無料で貸し出す。
(四国新聞・2024/12/28掲載)