ヘビ似の長~い生物紹介 巳年ちなみ企画展 四国水族館
2025年の干支(えと)「巳(み)」にちなんだ企画展「UTA ZOO」が、香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁の四国水族館で開かれている。いつまでも長~く続く幸せを祈ってヘビに似た長い水生生物などを展示している。26日まで。
干支をテーマにした年越し企画展は、24年度で3回目。五色台少年自然センター(高松市生島町)などの協力を得て本物のヘビなどのほか、骨格標本やパネルを展示している。
会場に展示されている生物は5点。ヘビのアオダイショウのアルビノ(色素をつくる遺伝子が先天的に欠乏している個体)は、山口県岩国市などで「神の使い」としてあがめられる縁起のいい存在だという。「水中の長い生きもの」は、魚類ながら姿形が似ているため名付けられたシマウミヘビと、ニホンウナギの白変個体の2種類が並んでいる。
このほかアオダイショウの卵やニホンマムシなどの標本7点も展示している。同館は「ヘビなどは間近で見る機会がなかなかない。動きや顔つきなど、細部までじっくり見てほしい」と来場を呼びかけている。
(四国新聞・2025/01/01掲載)