巨大白ヘビどっしり まんのう・大宮神社 体長20メートル、干支飾り
香川県仲多度郡まんのう町吉野の大宮神社(黒木裕司宮司)に、恒例の巨大干支(えと)飾りがお目見えした。新年の干支「巳(み)」を表現した体長約20メートルの白ヘビで、神の使いとされて縁起が良く、また脱皮を繰り返すことから、「成長と飛躍の年に」との願いも込められている。
干支飾りは初詣客を迎える縁起物として、氏子らが毎年手がけている。同神社の「正月名物」として知られ、県内外から大勢の参拝客が見物に訪れる。
今回は氏子総代会の杉上敏憲会長(77)ら役員7人と有志が、約1カ月半かけて制作。竹で作った骨組みに麻布を巻いて肉付けし、輪切りにした竹のうろこを胴体に取り付けた。うろこは胴体の部分部分で大きさを変えるなど工夫し、その上からスプレーペンキで隅々まで白く着色した。
元大工の杉上会長をはじめ、氏子たちは得意分野を生かして協力。杉上会長は「毎年楽しみにしてくれている人がおり、今回も力が入った。ぜひ多くの人に見てもらいたい」と話している。
干支飾りは4月ごろまで設置する予定。
(四国新聞・2025/01/03掲載)