四国水族館で「お正月展」 名に縁起物、7種20匹お出迎え
今年一年も笑顔で過ごせるよう、縁起物にちなんだ名前を持つ水生生物が出迎える企画展「お正月展」が香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁の四国水族館で開かれている。2月3日までの予定。
同展は、四国周辺にすむ水生生物にさまざまな角度からスポットを当てることで理解を深めてもらおうと、同館が初めて企画した。ニセモチノウオ(餅)やヒメタマガシラ(お年玉)など、縁起物をもじった名前を持つ7種類約20匹を、三つの水槽に分けて展示している。
サメやカジキ類などにくっつくための吸盤が小判に似ていることから名前が付けられたコバンザメは、高知沖など太平洋側一円に生息。全長35センチほどの体をくねらせながら、水槽の中を元気に泳いでいる。アサヒハナゴイは黄色い頭部に対し、腹部から尾にかけてピンクと白のしま模様が鮮やかで、目を楽しませてくれる。
同館は「四国周辺にも多種多様な魚がいることを感じてもらいたい」としている。
(四国新聞・2025/01/14掲載)