かがわの食Happyプロジェクト実行委とかがわ県産品振興機構は、節分に合わせて販売する恒例の新作恵方巻を発表した。今年は、瀬戸内海国立公園指定90周年を記念して「スペシャルマリン」が新登場。讃岐でんぶくを使った既存の「マリン」を改良し、オリーブサーモンやイカなど瀬戸内海の食材をふんだんに取り入れた豪華な一品に仕上げた。スイーツの「さぬき恵方ロール」も販売する。31日まで飲食店などで予約を受け付けている。


瀬戸内海国立公園指定90周年を記念した「さぬきまるごと恵方巻『スペシャルマリン』」(左)と「さぬき恵方ロール」

瀬戸内海国立公園指定90周年を記念した「さぬきまるごと恵方巻『スペシャルマリン』」(左)と「さぬき恵方ロール」


 恵方巻の取り組みは、県産食材をPRするため県調理師会の協力を得て2013年にスタート。七福神にちなみ、七つ以上の県産食材を使用している。恵方ロールは、県洋菓子協会や県菓子工業組合などに加盟する18社が参加し、それぞれオリジナルメニューを考案した。
 「さぬきまるごと恵方巻『スペシャルマリン』」は、13年に開発した「マリン」をベースに、7種の県産食材を県産の米とのりで巻いたぜいたくな一品。昨年4月から本格的な出荷が始まった養殖魚「オリーブサーモン」のほか、ニシ貝、イカ、しらすなどの瀬戸内海の新鮮な魚介類に、アスパラガス「さぬきのめざめ」や金時ニンジンといった郷土野菜が彩りを添える。価格はロングが1800円、ハーフが950円。
 恵方ロールは、干支(えと)の「巳(み)」にちなんで高瀬茶を使った抹茶生地の細長いロールケーキのほか、イチゴやキウイ、黒大豆「讃州大黒」のロールを餅でくるみ、食べやすくカットした大福恵方巻など、バラエティー豊かな商品を用意している。県産品振興課は「各店が工夫を凝らした商品を作っている。食材一つ一つを味わい、県産品の良さを知ってほしい」としている。
 恵方巻は今年の新作を含め全22種類で計2500本、恵方ロールは全18種類で計3千本の販売が目標。各店のメニューや価格、引き渡し日、問い合わせ先はかがわの食Happyプロジェクト実行委のホームページ〈https://www.kensanpin.org/umaimon/〉で確認できる。

(四国新聞・2025/01/16掲載)


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