香川県三豊市財田町の旧財田上小学校跡を活用した観光農園「がっこうのイチゴ園 財田上」。6月までイチゴ狩りができ、家族連れらのレジャーとして好評を集めている。学校跡ならではの雰囲気が感じられる休憩スペースもあり、懐かしい気持ちに浸ることができる。


食べ頃を迎えたイチゴを探して摘み取る=香川県三豊市財田町「がっこうのイチゴ園 財田上」

食べ頃を迎えたイチゴを探して摘み取る=香川県三豊市財田町「がっこうのイチゴ園 財田上」


 同園は、農機販売の中四国クボタ(岡山市)が、同校の運動場跡を活用し2016年にオープン。約20アールのエリアで県オリジナル品種「さぬきひめ」を中心に5品種を栽培している。水やりと肥料やりを人工知能(AI)で自動化した装置など最新機器を用いて作業の効率化にも力を入れている。
 イチゴ狩りは例年、12月から実施。40分制の食べ放題で、今シーズンは6月8日まで受け付けている。高設養液栽培のため、かがまずに楽に摘み取ることができるほか、畝の間隔が約1・1メートルあり、ベビーカーや車椅子などが通行しやすいバリアフリーになっている。
 取材で訪れた1月中旬、早速ハウスに足を踏み入れるとぽかぽかとした空気に体が包まれた。この日は最高気温が10度にも満たなかったが、中は20度程度に保たれ心地よい暖かさだった。案内してくれた担当者によると、毎日の平均気温を合計した「積算温度」が600度になると収穫期になるという。
 栽培しているさぬきひめは、芳醇(ほうじゅん)な香りと甘みと酸味のバランスの良さが特長。ヘタが反り返ったものが食べ頃で、表面に張りとつやがあり、ヘタの付け根まで赤いと甘いそうだ。
 写真を撮った後、早速、熟した果実を求めてイチゴ狩りをスタート。色や大きさなどを吟味しながら摘み取るのが楽しい。中には100粒ほど食べた人もいたとか。


教室を模した休憩スペース。どこか懐かしい気持ちになる=香川県三豊市財田町「がっこうのイチゴ園 財田上」

教室を模した休憩スペース。どこか懐かしい気持ちになる=香川県三豊市財田町「がっこうのイチゴ園 財田上」


 摘み取りが終わった後はハウス内にある、教室を模した休憩スペースでゆっくりするのがお勧め。木の椅子と机や黒板などが並び、初めて来た場所なのにほっとした気持ちに。同園で収穫したものを使ったシャーベットやアイスクリームなどの販売もあり、このスペースで食べることができる。
 寒さで外出がおっくうになりがちな時季だが、暖かく保たれたハウス内は別世界。家族、友人らと出かけ、甘いイチゴを存分に堪能してほしい。
 料金は一般2200円ほか。ホームページなどから予約する。問い合わせは同園、電話0875-23-6037。

(四国新聞・2025/01/25掲載)


がっこうのイチゴ園 財田上



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