香川県高松市出身のトランペット奏者有岡志麻と、ピアニスト道久明子の「デュオコンサート」が8日、同市のサンポートホール高松で開かれる。高松一高の同級生の2人が息の合った掛け合いを繰り広げる。


有岡(右)と道久


 有岡は国立音大、道久は桐朋学園大の大学院をそれぞれ修了。現在はいずれも高松一高音楽科で時間講師を務めながら、県内を中心に演奏活動を行っている。今回のコンサートは地域の人に生演奏の魅力を届けようと企画した。
 ソロとアンサンブルで披露するプログラムは、フンメルの「トランペット協奏曲」やショパンの「バラード第4番」など7曲。中でもゴーベールの「カンタービレとスケルツェット」はゆったりした旋律と軽快なメロディーの曲想の変化が魅力という。
 小学校からの友人同士。2人で話す中で自然と共演する流れになったという。道久は「地域の音楽文化の発展に貢献したい。精いっぱい演奏するので、二つの楽器の“対話”をぜひ聴いてほしい」と話している。
 第2小ホールで午後2時開演。入場料は一般1500円ほか。問い合わせは事務局、電話080-4037-5605。

(四国新聞・2025/02/06掲載)



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