香川県高松市香南町の県園芸総合センターでロウバイが満開になった。小さく愛らしい黄色い花からは甘い香りが漂い、来園者の心を癒やしている。


愛らしい黄色い花を咲かせたロウバイ=香川県高松市香南町、県園芸総合センター

愛らしい黄色い花を咲かせたロウバイ=香川県高松市香南町、県園芸総合センター


 ロウバイは中国原産の落葉樹で、花びらにはろう細工のような光沢があり、梅に似ていることからその名が付いたという。センター内には、早咲きのマンゲツロウバイと遅咲きのソシンロウバイの2品種約100本が植えられている。枝には直径2センチほどのかれんな花がいっぱい咲いており、陽光を浴びて「春色」を演出している。
 毎年、娘と一緒に訪れている同市の池田典子さん(82)は「鮮やかな色と甘い香りが大好きで、いつも気持ちを癒やしてもらっている。これからは梅や桜の開花も楽しみ」と笑みを浮かべた。
 同センターによると、今季は厳しい寒さの影響で咲き始めが例年より2週間ほど遅く、見頃は今月中旬までの見通し。近くには梅園があり、早咲きの梅なども徐々に開花が進んでいる。

(四国新聞・2025/02/08掲載)


香川県園芸総合センター



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