男性デュオのステージ 歌曲やオペラ曲披露 22日高松
香川県高松市出身の越智慎悟(テノール)と丸亀市出身の河口教昌(バリトン)のデュオリサイタルが22日、高松市のサンポートホール高松第1小ホールで開かれる。日本の芸術歌曲やカンツォーネ、名作のオペラといった声楽の魅力が詰まったステージを披露する。
越智は高松高を経て広島大卒。昨年上演された同ホールの開館20周年記念オペラ「『扇の的』~青葉の笛編~」では平敦盛役を演じた。河口は坂出高から東京芸大卒。現在は瀬戸フィルハーモニー交響楽団に所属、県内の声楽家でつくる「SETOUCHI SOLISTEN」の代表も務めている。
第1部では山田耕筰「鐘がなります」、ロッシーニ「踊り」などを歌い上げる。メインの第2部はロマン派歌劇の開拓者G・ドニゼッティのオペラ「愛の妙薬」のハイライト。笑いや涙を交えたストーリーに香川らしい演出を加えたオリジナルバージョンで届ける。イタリア語の上演で字幕付き。
河口は「分かりやすいストーリーで幅広い世代に楽しんでもらえるオペラだと思う。ぜひ足を運んで」と呼びかけている。
ピアノは藪内利枝子(善通寺市出身)、ゲストはソプラノの佐治名津子(綾川町出身)、バリトンの野角祐一郎(坂出市出身)。
午後6時30分開演。入場料は一般2500円ほか。問い合わせはSETOUCHI SOLISTEN代表、電話090-5710-2951。
(四国新聞・2025/02/20掲載)