香川にゆかりがあるチェロ奏者4人でつくる「チェロアンサンブル香川」のコンサートが23日、香川県高松市のサンポートホール高松で開かれる。チェロ四重奏という県内では珍しい編成で、楽器の豊かな音色や響きを伝える。


チェロアンサンブル香川の公演のチラシ


 アンサンブルは今回のコンサートを機に結成。坂出市出身の竹縄歌織をはじめ、いずれも香川などで活動する波多和馬(高松市出身)、三井菜奈生(同)、瀬戸フィルハーモニー交響楽団団員の野村侑加で構成する。
 プログラムは19、20世紀のチェリストが作編曲した8曲を集めた。バッハの「シャコンヌ」やワーグナーの「荘厳なる曲」のほか、ピアソラの「リベルタンゴ」も四重奏向けに編曲して届ける。
 「人の声がそれぞれ異なるように、チェロも一つ一つ音色に個性がある」と竹縄。「伴奏だけでなく、メロディーを歌えることも知ってほしい」と来場を呼びかけている。
 第1小ホールで午後2時開演。入場料は一般2千円ほか。問い合わせはチェロアンサンブル香川、メール〈cello.ensemble.kagawa@gmail.com〉。

(四国新聞・2025/02/20掲載)



関連情報