若手4人、研さんの音色 高松でデビューリサイタル 1、2日
香川県出身の若手音楽家が初の独奏会に挑む「第13回サンポートホール高松デビューリサイタル」が3月1、2の両日、高松市のサンポートホール高松第1小ホールで開かれる。古里への感謝の思いを込め、日々の研さんの成果を披露する。
出演するのはクラリネットの森本海聖、ピアノの中川彩矢香、稲沢朋華、ソプラノの吉川紗良の4人。
オープニングを飾る森本は東京芸大音楽学部卒。リサイタルではサン・サーンスらの楽曲を届ける。中川は神戸女学院大音楽学部を卒業、現在はソロや伴奏の演奏活動などを行っている。ドビュッシーやショパンなどの曲を取り上げる。
桐朋学園大音楽学部3年の稲沢は第10回東京国際ピアノコンクールで1位を獲得。今回はラフマニノフとシューベルトの楽曲をピアノで響かせる。吉川は愛知県立芸術大音楽学部を卒業後、渡欧してシューベルト音楽院で学んだ。プログラムには「音楽家人生を歩む覚悟を込めた」といい、プッチーニやグノーらの曲を歌い上げる。
両日とも午後2時開演。入場料は一般千円ほか。問い合わせはサンポートホール高松、電話087-825-5010。
(四国新聞・2025/02/27掲載)