香川をジャズの聖地に ベーシスト藤原清登さん企画 来月6日、高松で音楽祭
国際的に活躍するベーシストの藤原清登さん(71)=香川県高松市出身=が4月6日、同市番町の県文化会館芸能ホールで、ジャズの祭典「TAKAMATSU JAZZ SUMMIT 高松国際ジャズ音楽祭」を開く。世界で活躍するミュージシャンと地元のプロ奏者を招き、多彩なセッションを繰り広げる。藤原さんは「国内外のミュージシャンの交流を生み出し、香川をジャズの聖地にしたい」と意気込む。
藤原さんは16歳でコントラバスを始め、1974年に渡米。ジュリアード音楽院を卒業し、米ニューヨークを拠点に約30年にわたって活動、多くの著名ミュージシャンと共演を重ねた。2020年からは古里・高松市に拠点を置き、KAGAWAアンバサダーも務めている。
ゲストは藤原さんが東京や海外で知り合った3人。日本を代表するサックス奏者・坂田明さんをはじめ、米フィラデルフィア出身のジーン・ジャクソンさん(ドラム)、米モントレー出身のエディー・メンデンホールさん(ピアノ)と多彩なコンビネーションを展開する。地元奏者は宮脇裕子さん(トランペット)、谷沢陽子さん(フルート)ら藤原さんとジャズを追究するメンバー6人だ。
開催理由について「香川は多くの音楽家を輩出している土地で、そのポテンシャルの高さを発信したい」と話す藤原さん。「伝統を踏まえた本物のジャズに触れ、心を豊かにする音楽の力を体感してほしい」と来場を呼びかけている。
午後3時開演。入場料は一般6千円、学生2千円。問い合わせは音楽祭実行委、メール〈takamatsujazzsummit@gmail.com〉。
(四国新聞・2025/03/14掲載)
TAKAMATSU JAZZ SUMMIT 高松国際ジャズ音楽祭