香川県多度津町出身で東京都在住のアーティスト新宅百絵さん(33)が取り組むアートプロジェクト「絵の具であそぼう」が10周年を迎え、4月26、27の両日、香川県高松市で記念イベントが行われる。全身を絵筆代わりに使って、大きな紙に自由にペイント。作品は琴電の車両にラッピングされて今夏から琴平線を運行する。


「絵の具であそぼう」の一コマ。左端が新宅さん


 新宅さんは子どもの個性や表現力を育もうと、2015年に香川でプロジェクトを開始。40都道府県で200回以上開催してきた。
 今回は10周年に感謝し、始まりの地の香川で大規模なイベントを企画した。親子でアクリル絵の具を手や足などにつけ、15メートル×10メートル程度の紙の上で絵を描いたり、遊んだりしてもらい、計4枚の作品をデータ化して2両にラッピングする。
 参加者を募集しており、2歳から小学6年までの子どもと保護者が対象。26日は午前11時~午後0時半と午後2時~同3時半、27日は午前10時~同11時半と午後1時~同2時半に実施し、定員は各回125人。会場は同市仏生山町の琴電仏生山車両所(悪天候時は市仏生山交流センター)。参加費は1人2500円。
 事前予約が必要で、新宅さんのサイトから申し込みを受け付ける。新宅さんは「夢のある企画を準備している。多くの子どもたちに来て体験してほしい」と話している。

(四国新聞・2025/03/26掲載)


絵の具であそぼう



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