人間のすごみ体現 ダンスカンパニーウィズ 30日・高松公演 各演目に「謎」ちりばめ
香川県高松市を拠点に活動するコンテンポラリーダンスの愛好家団体「ダンスカンパニーウィズ」の公演が30日、同市西宝町のミューズホールで開かれる。ダンスと詩の朗読、サックスの生演奏がコラボレーションし、人間が生み出す「すごみ」を体現する。
同カンパニーは代表で現代舞踊家の木村久美子(同市出身)が2000年に設立。今回は大学生から60代までの30人が出演。「解謎(かいめい)~なぞとき~」と題し、2部構成で上演する。
ラベル「ボレロ」や、人々の心臓音を収録したクリスチャン・ボルタンスキーの「心臓音のアーカイブ」などに合わせて舞を繰り広げる。各演目にちりばめられた「謎」が見どころという。ステージには元高松工芸高校教諭で美術作家の平野年紀による木村の人型のオブジェが展示され、花を添える。
木村は「さまざまな人間が一つのものを作り上げる瞬間を目の当たりにしてほしい」と呼びかけている。
午後3時開演。入場料は千円。問い合わせはダンスカンパニーウィズ、電話087-868-0981。
(四国新聞・2025/03/27掲載)