夜桜らんまん楽しんで 栗林公園 あすからライトアップ
花見シーズンを目前に控え、香川県高松市の栗林公園で26日、恒例の春のライトアップに向けた試験点灯があった。ソメイヨシノやエドヒガンザクラの薄桃色の花びらが夜空に浮かび上がり、幻想的な光景が園内に広がった。ライトアップは28日から4月6日まで。
高松地方気象台は26日に同市の桜(ソメイヨシノ)の開花を発表。講武榭(こうぶしゃ)近くや旧日暮亭にあるエドヒガンザクラ、標本木付近のシダレザクラは既に満開を迎えている。
今年のライトアップでは、開園150周年の節目を祝って讃岐民芸館の壁面に映像を投影。桜の花びらが舞う中、商工奨励館や掬月亭などの今昔の姿を写真で映し出す。
同園観光事務所は「今年は昨年より開花が少し早いため、期間中ずっと桜を楽しめそう。春らんまんの風景とともに、周年のおめでたい気分を堪能してもらえたら」としている。
春のライトアップは今年で22回目。今回は計約400基の灯具で約250本の桜や松などを照らす。点灯時間は午後6時から同9時(入園は同8時半まで)。
(四国新聞・2025/03/27掲載)