かがわジュニア・フィルハーモニック・オーケストラ(KJO)の第18回定期演奏会が9月1日、高松市玉藻町のレクザムホールで開かれる。今年は指揮者にさぬき市出身の松下京介を初めて招く。KJOのOB・OGでバイオリン、ビオラ奏者4人も共演し、心を一つに爽やかな音色を響かせる。


KJOの昨年の定期演奏会(資料)


 KJOは2001年に発足した青少年管弦楽団。主に県内在住の小中高生約140人が在籍し、将来の活躍を目指して取り組んでいる。近年は台湾の高校生と合同演奏会を開くなど幅広く活動している。


松下京介ⒸBANAZO


 指揮の松下は国内主要オーケストラと共演を重ね、欧州各国でも公演経験があるため、KJOのメンバーにとっては貴重な機会になる。OB・OGは武市真奈(バイオリン)徳弘悟司(同)武市華奈(ビオラ)後藤悠太(同)の4人。いずれもプロや音大の学生として精力的に活動している。

 プログラムは3曲構成。OB・OGはモーツァルトの「バイオリンとビオラのための協奏交響曲」で共演し、バイオリンとビオラの巧みな掛け合いを披露する。ほかにワーグナーの歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より「第1幕への前奏曲」、ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」を取り上げる。

 コンサートマスターは曲ごとに異なり、大山遼一郎(高松一高3年)と平井貴章(同1年)。編成は約110人。

 午後1時30分開演。会場は大ホール。入場料は一般1500円、高校生以下は無料。問い合わせは県民ホールサービスセンター、電話087(823)5023。

(四国新聞・2019/08/29掲載)

レクザムホール


所在地 香川県高松市玉藻町9-10
開演時間 13:30
入場料 一般1500円、高校生以下は無料
TEL 087-823-5023


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