さぬき観光、電動バイクで 市があすからレンタル 道の駅「津田の松原」に2台
香川県さぬき市の道の駅「津田の松原」で免許なしで乗れる電動バイク2台のレンタルを始めるのを前に、市は17日、同所で関係者への説明会を開いた。車両の説明を受けた参加者は実際に乗車体験して利便性を実感し、移動や観光などでの利用に期待を込めた。
市と次世代モビリティー(乗り物)販売リースのレモリフ(高松市)による官民連携事業の一環。運営は市の第三セクター「市SA公社」が担う。二輪の電動バイク型はJR高松駅前にも配備されている。
レンタルを始める電動バイクは、16歳以上が免許なしで乗れる特定小型原付きで、サドルに座って乗る。乗車定員は1人。最高速度は時速20キロで車道を走らなければならない。フル充電した状態から100キロの距離を走行することが可能という。
この日は、同公社職員や市職員らが車両のレンタル料金や扱い方などを学び、道の駅の店舗前に配備することなどを申し合わせた。津田の松原の中を通る県道などで実際に乗車体験し、「これからの季節は気持ち良さそう」「荷物置き場があって便利」などと感想を話し合った。
設置期間は21日~9月30日。時間は道の駅の営業時間に準じて午前9時から午後5時まで。無料の「GOGO!シェア」アプリに事前登録してレンタルの手続きを行う。料金は初乗り10分165円。3時間パック1650円など。
市は、瀬戸内国際芸術祭2025の夏会期(8月1~31日)に志度・津田エリアで作品が公開されることを念頭に「地域住民や観光客らが移動や観光で利用し、さぬき市の魅力を体感してもらいたい」としている。
(四国新聞・2025/04/20掲載)