香川県高松市の大西秀人市長は22日の定例会見で「第58回さぬき高松まつり」の花火大会の際、サンポート高松地区の護岸「せとシーパレット」に今回初めて設ける有料観覧席(約2千席)のチケットを5月7日午前10時から全国一斉に販売すると発表した。1席当たり3千~1万円で、テーブル席、いす席などがある。


花火大会の有料観覧席の販売を告知するちらし


 花火大会は、まつり中日の8月13日午後8時15分からスタート。昨年の15分4千発から、今回は30分6千発の打ち上げに規模を拡大して実施する。
 有料観覧席は迫力満点の花火をゆったりと楽しんでもらおうと、打ち上げ場所に近いせとシーパレットに設置。4~6人用のテーブル席や4人用のシート席、1人分のいす席を売り出すほか、プレミアムいす席や車いす席などを設け、「チケットぴあ」や「セブン―イレブン」各店で全国一斉に販売を開始する。
 また、新たな取り組みとして、まつりへの協賛金の返礼として、高松シンボルタワーホール棟7、8階の屋上広場に花火大会観覧用の「協賛席」を300席限定で設けるほか、打ち上げ時、社名などのアナウンスを行う「協賛花火」も実施する。有料観覧席の収益、協賛金は全額をまつりの運営資金に充てる。
 市長は「県内外から多くの方に来場いただき、高松の夏の風物詩である花火大会を存分に楽しんでもらいたい」と述べた。

(四国新聞・2025/04/23掲載)


第58回さぬき高松まつり公式ホームページ


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