こいのぼり堀の上悠々と 丸亀城 園児作品など42匹掲揚
丸亀城(香川県丸亀市一番丁)の北側内堀に22日、42匹のこいのぼりがお目見えした。端午の節句を前にした恒例行事で、通りがかった人たちは天守や石垣を背景に春風を受けて遊泳する姿に見入っている。設置期間は5月16日ごろまで。
こいのぼりの掲揚は、市民らに季節を感じてもらおうと、市緑のまちづくり協議会(会長・松永恭二市長)が1994年から毎年実施している。
市民から提供されたまごいなど32匹と、近くの城乾こども園の子どもたちが手作りした10匹のほか、市制施行20周年記念の垂れ幕も用意。市職員らが堀に渡したワイヤに飾り付けた。
園児たちの作品は、全長約3メートルの白いこいのぼりに赤や青、紫など好きな色を塗ったり、花木やハートマークを描いたりして制作。この日は5歳児24人が設置作業を手伝い、堀の上につり下げられると「かわいい」「頑張って泳げー」などと大喜び。最後に元気よく童謡「こいのぼり」を合唱した。
(四国新聞・2025/04/25掲載)