2018年の第4回高松国際ピアノコンクール覇者の古海行子(神奈川県出身)と3位の伏木唯(北海道出身)によるコンサートが5月3日、香川県高松市のサンポートホール高松で開かれる。今年に入って同ホールに導入された2台のグランドピアノを使用。高松から羽ばたいた2人が、新しいピアノでクラシックの名曲を奏でる。


古海行子(写真右)、伏木唯(同左)


 同ホールによると、導入されたのはシゲルカワイとスタインウェイ&サンズのフルコンサートグランドピアノ。公演は2台の音色を聴き比べてもらおうと、高松国際ピアノコンクール組織委員会が企画した。シゲルカワイは今回が初披露となる。
 出演者の古海は同コンクールを制した後、ショパン国際ピアノコンクールでもセミファイナリストとなり、欧州など海外の演奏会にも出演。伏木は国内外の国際コンクールで入賞を重ね、近年は室内楽の分野でも活躍している。
 プログラムは、ショパンの「英雄ポロネーズ」やモーツァルトの「二台のピアノのためのソナタ」など6曲。広く親しまれているロマン派と古典派の曲をソロとデュオで聴かせる。
 大ホールで午後2時開演。入場料は一般3500円(前売り3千円)ほか。問い合わせは組織委、電話087-812-5583。

(四国新聞・2025/05/01掲載)



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