ニュース NEW
ハナショウブ、色彩豊か 坂出、あすから一般開放
県内有数のハナショウブの観賞スポット「かわつ花菖蒲（しょうぶ）園」（香川県坂出市川津町）で、6月1日から一般開放が始まる。紫やピンク、白など色彩豊かな約1万1千本が続々と見頃を迎え、初夏を彩っている。14日まで。
見頃を迎えているハナショウブ＝坂出市川津町、かわつ花菖蒲園
同園は、川津浄水場内で使用休止となったろ過池を活用し、市が約990平方メートルの広さに約89種3600株のハナショウブを植栽。市制施行50周年に当たる1992年から毎年、水道週間（6月1～7日）に合わせて一般開放している。
市産業観光課によると、今年の花ぶりや色付きなどは天候の影響もほとんどなく良好。現在は全体の3割程度が見頃を迎え、紫色の大輪が咲く「初紫」や淡いピンク色の「桃霞（ももがすみ）」などの早生（わせ）種が観賞できる。開放期間中に中生（なかて）種や晩生（おくて）種も順次開花する見通しで、同課は「咲き具合の移り変わりで園内の雰囲気は変わる。その変化も楽しんでもらえたら」としている。
開園時間は午前9時から午後4時まで。8日午前9時半～午後1時には、地元自治会による芸能発表イベント「かわつ花菖蒲祭」が開かれる。園内では、同市在住の彫刻家岡山富男さんの作品も展示している。入場無料。
（四国新聞・2025/05/31掲載）