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命の響き、幻想的に演出 音楽家・岡野(高松出身)舞台公演 20日・高松
香川県高松市出身の音楽家・岡野弘幹=大阪府=が演出や音楽監督を務める公演「第9回響命2025―夏至―」が20日、香川県高松市玉藻町のレクザムホール小ホールで開かれる。音楽家や映像作家が「魂の記憶」「再生」「夏至の光」を多層的に表現する。
岡野は世界の民族楽器と自然の音、エレクトロニック・サウンドを融合させた環境音楽の第一人者。2017年の「第41回全国育樹祭香川」で音楽監督を務めた。命の響きをテーマに著名な社寺や世界の自然遺産などで行う舞台「響命」をライフワークとしている。
今回は大阪・関西万博でプロジェクションマッピング作品が上映されている映像演出家・SHINYA Takaokaが手がけた映像とコラボレーション。ほかの出演は、祝丸(のりまる)(太鼓・小鼓)、ゴング奏者の水谷翔、あるま(歌)、かがわジュニア・フィルハーモニック・オーケストラの卒団生の平井貴章(バイオリン)と三井菜奈生(チェロ)。荘厳なサウンドと映像で来場者を幻想的かつ神秘的な世界へいざなう。
岡野は「若手の演奏家から世界で活躍するアーティストまで多彩な出演者がそろう。皆さんに目覚めるような体験を届けることができれば」と話している。
午後7時開演。入場無料。専用フォーム〈https://www.kokuchpro.com/event/kyomei/〉からの予約を推奨。問い合わせはホームページ〈https://hirokiokano.com/〉。
(四国新聞・2025/06/12掲載)