よんでん文化振興財団の奨学生らによる「第29回ふるさとコンサート」が18日、香川県高松市玉藻町のレクザムホール大ホールで開かれる。今年は香川出身の2人を含む四国ゆかりの音楽家4人が出演。思い出深い古里で研さんの成果を披露する。


岡うらら(右)、十河優花(左)


 舞台に立つのは、ソプラノの岡うらら(丸亀市出身)とクラリネットの十河優花(高松市出身)、ピアノの中原豪志(愛媛県出身)、メゾ・ソプラノの上久保沙耶(高知県出身)。
 岡は東京芸大大学院を経てコンサート出演を重ねる。今回はマスネのオペラ「マノン」より「私が女王のように街を歩くと」を取り上げ、「応援してくれる方々への感謝を表現したい」と話す。十河は京都市立芸大大学院を修了し関西を中心に活動。「生まれ育った故郷で演奏できてうれしい」とサラサーテの「カルメン幻想曲」を奏でる。最後は出演者全員で昭和の歌メドレーを合奏する。
 同財団は音楽分野などで芸術家を目指す四国出身の大学生らを対象に奨学援助を行っており、同コンサートは1996年から開催している。
 午後6時半開演。入場無料。希望者は同財団ホームページ上の専用サイトに入り、スマートフォンでチケットを申し込む。締め切りは17日。問い合わせは同財団、電話087-823-5511。

(四国新聞・2025/07/10掲載)


よんでん文化振興財団

レクザムホール



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