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涼求めサルもザブン 土庄・銚子渓 満水の池で水遊び
厳しい暑さが続く中、香川県小豆郡土庄町肥土山の銚子渓自然動物園「お猿の国」で13日、今夏初めて園内の池いっぱいに水が張られた。サルたちは涼を求めて池に飛び込んだり、子ザルを背負ったまま泳いだり、水に潜ったりし、訪れた観光客らは「楽しそう」「見ていると暑さを忘れる」などと歓声を上げた。
約300匹のニホンザルを餌付けしている同園は、毎年7月中旬から8月末ごろまで、園中央の餌場そばの池に近くの川の水を引き込んで、サルが暑さをしのげるようにしている。今年は梅雨明けが6月27日で、以降も気温が高く推移していることから、昨年より8日早く水を張った。水は1週間ごとに入れ替える。
正午ごろに深さ約80センチの池に水が張られると、サルたちは最初は水面にそっと手を伸ばすなどしていたが、若いサルが水に入ると、子連れらが次々に続いた。慣れてくると、高さ約2メートルの岩場からダイブして大きな水しぶきを上げたり、水に潜ったりして水遊びを楽しんでいた。築山などに上がった後、体を振って水しぶきを飛ばす光景が、観光客らの視線を引き付けていた。
(四国新聞・2025/07/16掲載)