夕暮れ時から夜にかけ、瀬戸内海をバックに大道芸や音楽、食を楽しむイベント「真夏の夜の夢2025 inマザーポート高松」が8月2日から10日まで香川県高松市サンポートのハーバープロムナード周辺で開かれる。フランスのエンターテインメント集団「カンパニー・デ・キダム」が、高松初公開の幻想的なパフォーマンスを上演するほか、国内外で活躍するミュージシャンらのステージや、地元食材を使ったグルメが堪能できる。


やわらかな光で観客を包み込む「カンパニー・デ・キダム」によるパフォーマンス

やわらかな光で観客を包み込む「カンパニー・デ・キダム」によるパフォーマンス


 イベントは「香川ウォーターフロントフェスティバル」として2014年に始まり、23年からは一般社団法人「街角に音楽を@香川」が、県などによる支援事業として開催している。
 今回のメインには、丸いフォルムのバルーン人形とやわらかな光を組み合わせたパフォーマンスが人気のカンパニー・デ・キダムを招致。今年サンポート地区に開館した「あなぶきアリーナ香川」や穏やかな瀬戸内海の風景と呼応する演目で、観客を幻想的な物語の世界へいざなう。大道芸では、シュールなパントマイムが話題の加納真実さんと、炎を操りながら爆笑トークを繰り広げる芸人まことさんの2人が、ライブ感のあるショーで会場を盛り上げる。



 音楽ステージでは、軽快なアイリッシュ音楽を奏でる「tricolor+Ayako Okunuki」(2~4日)や、サンバを中心とした楽曲を届ける「マルセロ木村 Quartet」(8~10日)などが登場。県内の人気店が集まる食のブースには、キッチンカーを含めて連日約20店が並ぶ。
 午後5時から同9時まで。観覧無料。問い合わせは街角に音楽を@香川〈087-851-5855〉。

(四国新聞・2025/07/16掲載)


真夏の夜の夢2025 in マザーポート高松



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