幼なじみ 古里・高松で共演 サックス・寺井優花 ピアノ・道久明子 来月、デュオコンサート
高松市出身の寺井優花(サックス)と道久明子(ピアノ)のデュオコンサートが10月6日、同市の丸亀町レッツホールで開かれる。それぞれ京都市と東京都の大学院で学ぶ幼なじみの2人が、思い入れのある曲で共演。「大好きな古里で演奏するのが楽しみ。息の合った音色を届けたい」と声をそろえる。
寺井は12歳でサックスを始め、京都市立芸大を卒業後、同大学院に在籍。小学校などを訪問する演奏活動にも参加している。道久は4歳からピアノを習い、桐朋学園大を卒業後、同大学院で学んでいる。
2人は幼稚園から高校まで同じ学びやで過ごし、共演は高松一高の同窓会コンサート以来3年ぶり。寺井は「お世話になった方への感謝の気持ちを伝えたい」と話し、道久は「頑張ってきた成果を地元で披露できてうれしい」と意気込んでいる。
プログラムは全8曲で、それぞれが重点を置いて取り組む曲を選んだ。寺井はグラズノフの「サクソフォン協奏曲」がメイン。「ピアノとの掛け合いが美しい曲。クラシックでのサックスの魅力を伝えたい」と話す。「大学でシューマンが好きになった」という道久は「フモレスケ」を選曲。思い入れの強い曲といい、作品の世界観を情感豊かに表現する。
「赤とんぼ」「浜辺の歌」など耳なじみのある曲も取り上げるほか、最後は2人が高校で初めて一緒に演奏した思い出の曲「ザ・ラストカントリー」で締めくくる。
午後2時開演。入場料は一般千円ほか。問い合わせは寺井、電話080(6397)5907。
(四国新聞・2019/09/12掲載)
寺井優花(サクソフォン) 道久明子(ピアノ) Duo Concert
会場 | 香川県高松市丸亀町1-1 丸亀町壱番街東館4階(丸亀町レッツホール) |
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開催日時 | 2019/10/06 14:00開演 |
料金 | 一般1,000円/学生500円 |
TEL | 080-6397-5907(寺井) |