四国水族館(香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁)で6月、カリフォルニアアシカの赤ちゃんが初めて誕生した。人工保育を進めており、バックヤードで順調に成長中。今後の公開は未定で、様子は交流サイト(SNS)で発信していくという。


四国水族館で誕生し、ミルクを飲むカリフォルニアアシカの赤ちゃん=宇多津町浜一番丁(同館提供)


 両親は、ともに2020年の開館時から飼育されている20歳の雌「ナナ」(愛知県・南知多ビーチランド生まれ)と、8歳の雄「ハヤト」(高知県・桂浜水族館生まれ)。四国水族館のカリフォルニアアシカは元々この2頭だけで、近年、繁殖を試みていた。
 6月15日に生まれた雌の赤ちゃんは、ナナからの授乳がうまくできず、バックヤードでの人工保育で対応している。誕生時に6・5キロだった体重は1カ月余りたった19日現在、10・0キロに成長。飼育員から1日5回、哺乳瓶のミルクをもらい、食欲は旺盛という。
 同館では、生後6カ月ごろから魚食に慣れさせていく考え。実物公開は未定だが、赤ちゃんのリアルタイム映像を館内で放送することも検討している。

(四国新聞・2025/07/25掲載)



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