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瀬戸内の魅力 多角的に発信 タブロイド制作 無料配布
ハースト婦人画報社(東京)は、瀬戸内国際芸術祭の夏会期に合わせ、香川や瀬戸内の魅力を伝えるタブロイドを制作した。同社が発行するファッション誌「エル・ジャポン」など6誌が連携してアート、デザイン、食など多角的な視点で紹介。県内の主要な観光案内所などで無料配布している。
タブロイドは「A Journey Through the Hidden Charms of SETOUCHI―まだ出会ったことのない瀬戸内へ―」。オールカラー全16ページで日本語と英語を併記。表紙は、俳優の中条あやみさんで、女木島(高松市)で撮影された。
島旅をテーマに、小豆島、直島、豊島のアートスポットや食を取り上げたほか、建築に焦点を当て、直島新美術館や丸亀市猪熊弦一郎現代美術館なども紹介。
また、人間国宝の漆芸家大谷早人さんの案内で中条さんが「漆の家」(同市男木島)を訪れた様子を伝える記事には、香川漆芸の奥深さがつづられている。ほかに、建築家安藤忠雄さんや芸術祭の出品作家へのインタビュー、レストランや宿、土産を紹介するコーナーもある。いずれも雑誌のようなスタイリッシュな構成で視覚的にも楽しめる。
7万部発行。JR高松駅など県内の主要な観光案内所約30カ所と、香川、岡山両県の芸術祭案内所約30カ所で配布している。電子版は同社の「マガジンクラウド」で閲覧できる。
(四国新聞・2025/08/14掲載)