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真夏の雪、気持ちいい! 雲辺寺山頂公園でイベント 親子連れら大はしゃぎ
「天空のブランコ」などが人気の香川県観音寺市大野原町の雲辺寺山頂公園で、人工雪を降らせて雪遊びができるイベント「真夏の雪遊び」が土日などに開かれている。標高920メートルに位置し、三豊平野や燧灘を一望できる同公園は、この時季でも日中の気温が25度前後と涼しく、雪と戯れる子どもらの歓声が響き渡っている。
雲辺寺ロープウェイを運行する四国ケーブル(高松市)が、真夏に涼を感じるとともに子どもに楽しい思い出をつくってもらおうと2022年から開催。19~20年シーズンまで人工スキー場を同公園で営業していた際の造雪機を使い、1日当たり約10トンの雪を降らせている。
雪は5分程度の間隔でパイプから噴き出し、高い所で1メートル近くのなだらかな山に。訪れた親子連れらは勢いよく飛んでくる冷たい粒に大はしゃぎし、雪だるまを作ったり、雪玉を投げたりして遊んでいる。中にはレインコートを着込み準備万端で、降り注ぐ雪を体いっぱいに浴びる子どもの姿も見られた。
真夏の雪遊びは7月26日から土日祝日とお盆期間に実施しており、来園者は無料で楽しむことができる。8月9~11日は天候不順で出足が鈍かったが、14~17日は県外からの観光客も多く、連日にぎわった。残る開催日は23、24両日のみ。
雲辺寺山の山上では8月後半になっても、約2万5千株あるというアジサイの花があちらこちらで残っている。アジサイと入れ替わるようにギボウシの季節を迎えるが、今年は開花が遅れ気味となっている。
(四国新聞・2025/08/21掲載)