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高松空港で瀬戸芸PR 「そらあみ」姉妹作展示
現在開催中の瀬戸内国際芸術祭2025を盛り上げようと、高松港(香川県高松市サンポート)で展示されている漁網アート「そらあみ」の姉妹作品が、同市香南町の高松空港に掲げられた。カラフルな漁網が風に揺られ、国内外の利用者の注目を集めている。
そらあみは、瀬戸芸の「高松港プロジェクト」としてアーティスト五十嵐靖晃さん=千葉県=が手がけ、4月の開幕から高松港で展示されている。姉妹作は「空の玄関口」でも瀬戸芸をPRしようと、高松空港とスポンサーの三菱地所(東京)が企画した。
姉妹作は、夏会期の会場である東かがわ市・さぬき市の住民と、瀬戸芸ボランティアサポーター「こえび隊」らが五十嵐さんの手ほどきを受けて編んだ後、7月に東京であったワークショップで引き継がれて完成した。
縦約3メートル、横約16メートルで、ターミナルビルの正面入り口近くに設置。青や黄など5色の網が空に向かって掲げられ、まるで世界とつながっていくような感覚が楽しめる。展示期間は夏会期(31日まで)と秋会期(10月3日~11月9日)。
東京への帰路に就いていた会社員(56)は「空の玄関口で香川のいいPRになる。機会があれば瀬戸芸を見に行きたい」と話していた。
(四国新聞・2025/08/24掲載)