車いすを利用する障害者に海辺の散策を楽しんでもらおうと、土庄、小豆島両町は15日、土庄町の人気観光地「エンジェルロード」で「車いすで渡る願いの道!」と題したイベントを開く。ビーチマットと水陸両用の車いすなどを準備し、車輪が砂に埋もれることなく快適に進むことができる。現在、参加者を募集している。


車いす利用者らに、ビーチマットなどを使ってエンジェルロードを渡るイベントの参加を呼びかけるチラシ

車いす利用者らに、ビーチマットなどを使ってエンジェルロードを渡るイベントの参加を呼びかけるチラシ


 イベントは、観光地のバリアフリー化やユニバーサルツーリズムに注力する両町が企画。NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト(神戸市)の協力を得て、ビーチマットなどを準備した。
 受け付けの際、絵馬に願いごとを記入し、全長約200メートルの砂の道を進んだ先の中余島につるし、家族らと記念撮影する。行程は一組45分程度。
 対象は、車いす利用者か歩行に支援が必要な人とその家族らで、定員は先着12組程度。参加無料。午前9時半、同10時半、同11時半からの3回に分けて実施する。雨天決行、荒天中止。申し込み、問い合わせは事務局の小豆島観光協会〈0879-82-1775〉。
 当日の設営や補助などのスタッフ10人程度も、合わせて募集している。

(四国新聞・2025/09/03掲載)


小豆島観光協会



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