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香川県産食材、月見団子に 「おいでまい」、希少糖、和三盆… 8種、和菓子店で順次販売
十五夜(10月6日)や十三夜(11月2日)に合わせて県などは、県産食材を使った「さぬきの月見だんご」を販売する。3度目となる今回は、新商品5種を含む8種を用意し、8日から予約販売を始めた。順次、県内の和菓子店8社12店舗の店頭に並ぶ。
官民挙げて香川の食の魅力を発信する「『かがわの食』Happyプロジェクト」の一環。十五夜に月見団子を供える風習にちなみ、県産食材の認知度向上と消費拡大につなげる狙い。
材料には県産ブランド米「おいでまい」や希少糖、和三盆糖などを使用。団子を2種のあんとパイ生地で包んで焼き上げた和洋折衷の団子や、みたらしや黒ごまのたれをあんにした団子、白みそとオリーブの新漬けを使ったあんが特徴的な団子、琥珀(こはく)色の寒天や白玉で島の水面に昇る月をイメージした団子など、各店が趣向を凝らしたオリジナルの一品を提供する。
菓子研究団体「香川二六会」が開発に協力。価格は各店で異なり、1個200円など。同会の野田正会長は「家族そろって月を見ながら、だんらんのひとときを楽しんでいただけたら」としている。販売期間などの詳細は公式サイトで確認できる。
参加店は次の通り。(順不同)
夢菓房 たから、御菓子処 湊屋、松風庵 かねすえ(以上高松市)御菓子司 宝月堂、甘月堂、御菓子処 乃だや(以上丸亀市)菓子処 坂口屋、美栄堂(以上観音寺市)
(四国新聞・2025/09/09掲載)