ベテラン記者のグルメ備忘録　この味を忘れない＝三びきの子ぶた（香川県高松市常磐町）女子高生が火付け役に

　流行の発信源といえば女子高校生。「平成」だと、ルーズソックス、プリクラ、たまごっち…などなど。ローカルな話では、この店も彼女たちが人気の火付け役だ。
　高松常磐町商店街にある「三びきの子ぶた」。通称、さんぶた。元は果物店。カフェを始めたのは40年ほど前。具だくさんのサンドイッチとコーラの組み合わせが、部活帰りの女子高生の間で話題に。今ならネットでバズったんだろうな。

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　名物のホットサンドは平成に入ってからのメニュー。ショーケースを見て好きな具材を選ぶ方式だ。早速、定番の照り焼きチキン（500円）を。トーストは耳までカリッ。食感、香り、漂う特別感。照り焼きとタルタル、この自家製ソースコンビ、最強だろ。
　果物のパフェもいってみるか。注文したのは旬のシャインマスカット（1200円）。うわぁ、ふんだん。これ何粒入ってるの。ぜいたく過ぎ。

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　ごちそうさまでした。おっと、紙ナプキンはブタのイラスト入り。かわいいやつめ。そういえば、なぜおとぎ話を店名にしたんだろう。「一度聞いたら忘れられないようにと思って。複数から選んだんです」と会長の野沢道雄さん（73）。へぇ、ちなみに他の候補は？。「確か…ハングリータイガーだったかな」。それは野沢さん、「さんぶた」にして大正解！

（四国新聞・2025/09/19掲載）

　三びきの子ぶた

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