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「仮面舞踏会」華やかに 四国二期会 28日・高松 50回記念ガラ・コンサート
県内を拠点に活動する「四国二期会」(理事長・若井健司)の第50回記念「オペラ・ガラ・コンサート~珠玉のオペラの祭典~」が28日、香川県高松市玉藻町のレクザムホールで開かれる。歌劇「仮面舞踏会」(ベルディ)などから名曲を中心に取り上げ、華やかで臨場感あふれるステージを届ける。
四国二期会は1973年発足の二期会中四国支部から83年に独立。オペラ公演は75年から開催している。
「仮面舞踏会」は1792年にスウェーデンの国王が暗殺された事件を題材に、総督リッカルドと部下の妻の架空の恋を絡めたストーリー。今公演では、総督の小姓(こしょう)オスカルが物語の鍵を握る占い師について歌う「空の星をご覧なさい」を佐川理恵子(ソプラノ)、総督との恋に苦悩するアメーリアが歌う「あの草を摘み取って」を入江教恵(メゾソプラノ)がそれぞれ歌い上げる。
このほかプッチーニ「ラ・ボエーム」「トスカ」「蝶々夫人」、ベルディ「椿姫」の曲も披露。スクリーンにオペラ映像と字幕を投影する。
ソリストは19人。指揮は松下京介=さぬき市出身=。日本を代表するオペラ演出家中村敬一が演出を務める。オーケストラは丸亀シティフィルハーモニックオーケストラ、合唱は四国二期会オペラ合唱団。「香川モダンダンスチーム」が舞踊を披露する。
若井理事長は「なじみのある曲も多く、初心者の方にとって分かりやすく楽しい公演になっている。これを機にオペラとの距離を縮めてもらえれば」と話している。
会場は小ホール。開演は午後2時。入場料は自由席一般5千円(前売り4500円)ほか。問い合わせは事務局、電話070-5682-6534。
(四国新聞・2025/09/25掲載)