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瀬戸内国際芸術祭2025=秋会期へ宇多津観光協 2企画でまちPR 電動モビリティー貸し出し カレーうどんスタンプラリー
中西讃の島々などを舞台にした瀬戸内国際芸術祭2025秋会期(10月3日開幕)に合わせ、宇多津町観光協会(会長・谷川俊博町長)が独自の観光事業を展開する。町乗り用の電動モビリティー(乗り物)を貸し出すほか、町内6施設のカレーうどんを食べて巡るデジタルスタンプラリーを実施し、瀬戸芸初参加となる同町をアピールする。
電動モビリティーは、次世代モビリティーの販売・リースを手がけるレモリフ(香川県高松市)と提携し、今月末から瀬戸芸最終日の11月9日まで、町役場玄関前に設置される瀬戸芸案内所で2台のレンタルを受け付ける。車両は電動の「原付一種」で運転免許やヘルメットの着用が必要。レンタル用のアプリを使って借り、初乗り(10分)165円、3時間パック1650円などの料金を支払う。
もう一つの企画は10月1日~12月末に開催する「カレーうどん町(ちょう)宣言スタンプラリー」。全国区の呼び名となっている香川の「うどん県」にちなみ、同町をカレーうどん町として売り込みながら、うどん店や四国水族館、ホテルアネシス瀬戸大橋などオリジナルのカレーうどんを提供する町内6施設を巡ってもらう。
公共施設などに掲示するポスターのQRコードを読み取り、専用アプリ内で各店のデジタルスタンプを収集。6個集めて応募すると6施設で使える入場券や食事券などのセット(1万2千円相当)や町内の特産品セットが抽選で当たる。カレーうどんをモチーフにした新キャラクターの名前も併せて募集する。
秋会期は、春・夏会期の7島と、高松港や宇野港に加えて、宇多津エリアや本島(丸亀市)、高見島(多度津町)、粟島(三豊市)、伊吹島(観音寺市)が会場に加わり、計約240作品が登場。宇多津エリアではかつて製塩業で栄えた歴史などに焦点を当てて、5人の作家が出品する。
25日に観光事業を発表した谷川会長は「電動モビリティーで町内をゆっくり巡り、瀬戸芸作品とおいしいカレーうどんを楽しんでほしい」と話した。
(四国新聞・2025/09/26掲載)