“人生賛歌”明るく届ける 劇団「銀河鉄道」公演 11、12日・高松 ダンスにも注目
香川県高松市を拠点に活動するアマチュア劇団「銀河鉄道」(上村良介主宰)の新作ミュージカル「コンクリート・ララバイ」が11、12の両日、高松市のサンポートホール高松第1小ホールで上演される。軽妙なリズムで物語を繰り広げながら、「生きよ」というメッセージを込めた“人生賛歌”を届ける。
作・演出は上村。国内の自殺者数が依然として多く、高止まりしている現状を受け、自死について問題提起しようと構想した。
主人公は、廃ビルから身投げしようとする中年男性。それを見ていたホームレスは「飛び降りろ」とそそのかす。だが彼は思いとどまり、なぜかホームレスと暮らすことになる―。男性が希望を見いだし、立ち直るまでの姿を喜劇的に描く。ロックに合わせて踊るシーンなども見どころだ。
同劇団は県内の学生や会社員らが所属。年1回のペースで公演を開催し、今回で41回目。上村は「人情や笑いも織り交ぜた明るい物語になっている。とにかく楽しい芝居にして、笑って生きてほしいという思いを表現したい」と話している。
キャストは天雲英喜代、川端健悟、宇佐美聖、岩重希、三方鈴栄、浜田千春、蘆原琴乃、大野充希、小林華、岡伸子、三浦野乃花。
開演は11日が午後6時30分、12日が同1時30分と6時30分。入場料は3300円(前売り3千円)。問い合わせは劇団「銀河鉄道」、電話090-7142-5525。
(四国新聞・2025/10/09掲載)