創作落語の第一人者・桂文枝の独演会(四国新聞共催)が11日、香川県高松市サンポートのサンポートホール高松で開催される。今なお、創作意欲は衰えることなく進化を続ける文枝、その卓越した高座で落語ファンを楽しませてくれる。


桂文枝さん

桂文枝さん


 1966年、桂小文枝(五代目桂文枝)に入門。桂三枝としてデビュー後は、ラジオのパーソナリティーで若者から圧倒的な支持を得ると、テレビ界へも進出。以来、数々のレギュラー番組で司会を務めた。
 一方で「創作落語」を定期的に発表するグループ「落語現在派」を旗揚げし、現在までに330作以上の作品を発表。代表作「ゴルフ夜明け前」は87年に映画化もされた。また、日本国内に加え、アメリカ、オーストラリアなど海外でも落語会を開催するなど精力的に活動。2003年、第6代目上方落語協会会長に就任。
 12年、六代桂文枝を襲名。17年には芸能生活50周年を記念して富士山頂登山に挑み、275作目の創作落語「富士山初登頂」を山頂の神社で「奉納」している。
 開演は午後2時(同1時半開場)。入場料は4000円ほか。当日券あり。問い合わせは、サンポートホール高松〈087-825-5010〉。

(四国新聞・2025/10/09掲載)


サンポートホール高松



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