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ちょうさどこ?アプリで確認 STNet(高松) 観音寺の祭り、配信開始
ちょうさ(太鼓台)の練り歩きが名物の香川県観音寺市の秋祭りで、ちょうさの現在位置をリアルタイムで表示する専用アプリ「太鼓台位置情報アプリ」の配信サービスが10日、豊浜地区の「さぬき豊浜ちょうさ祭」(12日まで)を皮切りに始まった。常磐地区の「加茂神社大祭」(11、12日)でも行われる。
四国電力グループの情報通信会社のSTNet(高松市)が実証実験として2022年から実施し、内容や規模の拡充を進めている。
アプリの名称は、西讃の方言で「ここですから」という意味の「ここやきん」。衛星利用測位システム(GPS)をちょうさに搭載し、ちょうさの動きに合わせてアプリ画面の地図上を各地区名が書かれたちょうさを示すアイコンが移動する。
ここやきんは、スマートフォンなどを使って無料で利用可能。昨年には豊浜、常磐両地区で約1万9千人の利用があったとみられ、アクセス数は延べ5万回程度に上った。
反響の大きさを受け、同社は今年、アプリ内に設けたバナーの有効性を検証するほか、観音寺と同様にちょうさ祭りが盛んな愛媛県の西条市、四国中央市でも要望に応えて実証実験を新たに行うことにした。
アプリにアクセスするためのQRコードは、さぬき豊浜ちょうさ祭公式ホームページや観音寺市観光協会発行の「お祭りガイドブック」に掲載している。
(四国新聞・2025/10/11掲載)