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宵闇に紅葉、幻想的 雲辺寺 きょうからライトアップ
香川県観音寺市大野原町と徳島県との県境にある標高911メートルの四国霊場66番札所・雲辺寺(徳島県三好市)で、境内の色づいた木々にライトが輝く「紅葉のライトアップ」が31日から始まる。期間は11月3日までと同7~9日の計7日間。
 雲辺寺ロープウェイを運行する四国ケーブル(高松市)が雲辺寺の協力を得て2022年から実施。大師堂や山門の周辺などの木々や建造物を照らしだす。今年は主に五百羅漢像周辺のライトの数を増やし、総数を約150個にした。
 平地より一足早くシーズンを迎える雲辺寺の紅葉は昨年同様、色づきが例年に比べ1週間程度遅くなっている。29日の試験点灯では葉の三分程度が染まった鐘撞堂(かねつきどう)周辺のモミジが宵闇に浮かび上がった。一番の見頃は期間後半の7~9日ごろになりそう。
 点灯時間は午後5時15分ごろから同7時55分まで。期間中、ロープウエーは最終便を上りが同7時20分発、下りは同8時発に延長して20分間隔で運行する。
 納経所では季節限定の「紅葉の御朱印」の頒布が始まっている。1枚千円。1200枚限定。
(四国新聞・2025/10/31掲載)


