ベテラン記者のグルメ備忘録　この味を忘れない＝ダイアン（香川県高松市番町）映える特製サンド人気

　大先輩が記事のネタを持ってきてくれた。OB記者が待ち合わせ場所に指定したのが、高松市役所の隣にある「ダイアン」。

　「あら久しぶり。元気やった」。大先輩の顔を見るや、オーナーの瀬戸静子さん（83）が声をかける。「あの人はどう。この人は」。出てくるわ、出てくるわ。駆け出しのころ、世話になった先輩の名前の数々。
　ダイアンは1965年3月オープンの老舗喫茶店。今年でちょうど「還暦」を迎えた。銀行員や公務員、近くの会社員がモーニングや打ち合わせ、待ち合わせで利用。中央球場があったころから、このかいわいの人間模様を見続けてきた。
　落ち着いた雰囲気の中で味わえるのが、サイホンで入れるコーヒーと6種類のサンドイッチ。中でも大先輩が薦める「チキンカツサンド」（単品600円、ドリンクセット850円）は人気メニューの一つだ。

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　揚げたてのチキンカツはボリュームもあって、甘～い特製ソースが食欲をそそる。これだけで十分満足だが、サラダやコーンクリームスープ、コーヒーゼリーが各100円で追加でき、豪華なランチに早変わり。
　近年は店のインスタグラムを見て、やって来る若い人や外国人も増えたとか。「映えるサンド」。先輩、ごちそうさまでした。

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ダイアン

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