坂出緩衝緑地の秋のライトアップイベント「さかいで輝(あき)ノ夜」が10月31日、香川県坂出市久米町の同緑地東大浜地区で始まった。日中降り続いた雨は直前に上がり、市内の親子連れらが制作した竹明かりなど約400個が遊歩道や芝生広場を幻想的に照らし出し、訪れた市民らが夜の散策を楽しんでいる。3日まで。


大小の竹明かりに照らされた「さかいで輝ノ夜」=香川県坂出市久米町、坂出緩衝緑地東大浜地区

大小の竹明かりに照らされた「さかいで輝ノ夜」=香川県坂出市久米町、坂出緩衝緑地東大浜地区


 同緑地はJR坂出駅周辺と共に中心市街地活性化に向けた再整備事業の対象となっている。イベントは地域のにぎわい創出に向けて高校生らが有福哲二市長に行った提言を受け、市が2023年から開いている。
 緑地内の芝生広場「まろっこパーク」や、広場から東に約100メートル続く遊歩道沿いでは、大小さまざまな竹明かりを配置。花や星、波形の小さな穴が開けられた竹筒の中から、発光ダイオード(LED)が優しい光を放っている。
 竹明かりは、障害者らと竹製品作りに取り組む合同会社ゆうりん(高松市)が制作。一部は、10月に開かれたワークショップで親子連れら約60組が手がけた。会場には、同市の造形作家岡山富男さんが制作したキリンや豚などの動物オブジェも並び、ユニークな空間を生み出している。
 ライトアップ時間は各日午後6時から同8時まで。入場無料。同パークでは期間中、日替わりでキッチンカーが出店する。

(四国新聞・2025/11/01掲載)



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